生命の手記
北海道 音喜多真理子

 「丁度タイミングよくぶっかった」。悲しみのどん底にいる仮通夜の席で、加害者が私たちに向かって言った信じられない言葉です。
遺品の靴  私たちの大切な息子「康伸」は、13歳、中学2年の夏休みの初日に、方向指示器不適当や脇見運転、スピード超過の悪質なトラック運転手に横断歩道上で命を奪われました。
 「自分は、酒を飲んでいないから軽く済む」と確信し、謝罪もせず、高笑いをしていた加害者を私たち家族は、決して許す事ができません。
 今年の3月、康伸は15歳の誕生日を迎え、3月15日は中学の卒業式です。自信にあふれた輝かしい康伸の顔が想像できます。
 先日夢を見ました。卒業式に出席している私は、康伸の姿が見つけられなく、泣きながら全クラスを何度も何度も回っている夢でした。なくなった大切な命は、どんなにさがしても見つけられないのです。
 どうぞ、「生命のメッセージ展」に足を運び、誠実で澄んだ社会の目で大切な命を見つめてください。



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